2025.11.21

【エコファン活動報告】皆様の応援が形に！「路上教育から職業訓練への統合支援」現地レポート

こんにちは、エコリングです。 「エコファン」を通じて、社会貢献活動にご参加・ご協力いただき誠にありがとうございます。

皆様からの温かい応援（エール）をいただき、支援先に選定されました「路上教育から職業訓練への統合支援（フィリピンNGOアイキャン）」プロジェクト。 このたび、皆様の想いが現地でどのように活かされているか、アイキャン様より写真と熱い活動報告が届きましたので、私たちエコリングからご報告させていただきます。

■ 支援の第一歩は「信頼」から

支援先のフィリピンでは、まず子どもたちとの信頼関係を築く「路上教育」が行われています。 届いた写真を見て、私たちもハッとさせられました。そこには、教室の机に向かう姿ではなく、木陰や広場でスタッフの方や年長者の話に真剣に耳を傾ける子どもたちの姿があったからです。

 

路上教育の写真１

路上教育の写真２

路上教育の写真３

 

現場からの報告によると、ここでは教科書を開くのではなく、以下のようなことを大切にしているそうです。

• 子どもの権利について
• 自分たちが置かれている状況の客観視
• 自己肯定感やコミュニケーション能力の向上

これらを座学で教えるのではなく、「ゲームや遊び、クイズなどを通して、子どもたちが楽しみながら学べる形」で実施しているとのこと。 写真の子どもたちの表情からも、真剣さの中に安心感が漂っているのが伝わってきます。

■ 「変わりたい」というその瞬間を支える

アイキャン様からの報告で特に心に響いたのは、スタッフの方のこの言葉でした。

「路上教育は一回で終わるものではありません。何度も開催し、信頼関係を築く中で、子どもたちが抱える課題や家族について知っていきます。 時間はかかりますが、自分自身が『変わりたい！』『頑張ろう！』と思わなければ、いくら私たちが頑張ってもその子の人生を変えることはできません。」

支援とは単にモノや金銭を渡すことではなく、子どもたち自身の「意志」が芽生えるのを待ち、寄り添い続けることなのだと改めて気付かされます。

■ そして、未来を切り拓く「職業訓練」へ

そうして生まれた「頑張ろう」という意志を受け止める場所として、皆様の支援は**「職業訓練」**の現場でも活かされています。 こちらは、調理や製パンの技術を学んでいる若者たちの様子です。

 

手に職訓練の写真１

手に職訓練の写真２

 

生地をこねる手つきや真剣な眼差し。 路上での生活から一歩踏み出し、「手に職」をつけて自立しようとする彼らの力強さが写真からも伝わってきます。

アイキャン様では、こうした教育・訓練に加え、必要に応じて復学サポートや家庭への介入も行い、子どもたちが安心して未来へ歩めるよう包括的な支援を行っています。

■ 皆様のアクションが、誰かの未来を変える力に

今回、エコファンを通じて皆様からお寄せいただいた応援は、このようにフィリピンの子どもたちが「自分の人生を変えたい」と願い、一歩を踏み出すための大きな支えとなりました。

皆様がエコリングをご利用くださること、そしてエコファンに関心を寄せてくださることが、海を越えて誰かの笑顔や自立につながっています。 改めまして、温かいご支援に心より感謝申し上げます。 エコリングはこれからも、皆様と世界をつなぐ架け橋となれるよう活動を続けてまいります。 今後ともエコファンをどうぞよろしくお願いいたします。

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