2025.12.15

『エコリング本社』が「LEED® BD+C」認証の「ゴールド」ランクを取得

株式会社エコリング（本社：兵庫県姫路市、代表取締役社長：川端　宏、以下「エコリング」）は、兵庫県姫路市に新築した『エコリング本社』にて、米国グリーンビルディング協会（USGBC® U.S. Green Building Council®、以下「USGBC」） による国際環境性能認証制度「LEED® （Leadership in Energy and Environmental Design™）」の建物新築時および大規模改修時に環境性能を評価する認証「LEED BD+C: New Construction v4」において、ゴールド認証を取得いたしましたのでお知らせいたします。

 

認証取得に伴い、2024年10月～2025年8月の日本のLEED認証取得プロジェクトを対象に行うLEEDプラークセレモニー（主催：一般社団法人グリーンビルディングジャパン、USGBC）にて表彰を受けました。

   

 

 

■「LEED BD+C: New Construction v4」について

 

LEED®は、世界で最も普及している建築物の環境性能評価制度の一つで、設計・建設・運用におけるCO₂削減、資源循環、エネルギー効率、屋内環境の質といった多方面の指標で評価されます。

その中でも「LEED BD+C: New Construction v4」は、新築時および大規模改修時にのみ取得できる認証であり、評価項目は建物のみならず、建物周辺の店、施設、サービスや公共交通機関の充実度等に及びます。

なお、LEED BD+Cにおける認証取得は2025年12月現在、兵庫県で当社のみとなります。

※Green Building Japan 公式サイトProjectリストによる。

 

 

■ 『エコリング本社』の概要および認証に寄与した主な取り組み

 

エコリング新本社は、事業の成長と物量の増加に合わせ、社員の作業・休憩スペースの充実など、より快適で効率的なオフィス環境の整備を目指して設計されました。

新本社のメインコンセプトである「HǑKO（ほうこ）」は、「宝庫」を表す言葉であり、「人、商品、さらに植えられる植物すべてを宝とし、それを蓄える倉庫」としての意味が込められています。

環境面では、 1,452.2㎡に及ぶ緑地における植栽をすべて地域の自生種・在来種で構成することで地域生態系への負荷を抑えつつ、外構や浸透設備の整備によって雨水の貯蓄や土壌流出を抑制し、周辺地域の水害予防にも寄与しています。屋内には節水機器を採用し、基準値比35％の水使用量削減を実現したほか、太陽光パネルの設置により年間のエネルギーコスト削減も達成します。また、建材には20種類以上の環境認証ラベルを持つ素材を採用するなど、建設段階から運用に至るまで環境負荷低減に取り組んでいます。こうした多角的な環境配慮が、本認証システムでも高い評価を獲得しました。

また、エコリング創業者である桑田の「姫路を盛り上げたい」という強い想いから、本社建設・運用において、可能な限り姫路にゆかりのある企業様（兵庫県姫路市に所在地を置く9社）を選定させていただくなど、環境配慮だけではなく地域活性の願いも込められた建物となっております。

 

■LEED®認証への挑戦の背景

 

今回のLEED®認証取得は、当社がリユース事業を軸として推進するサーキュラーエコノミーへの取り組み、また、2021年に取得をしたB Corp™認証に基づく、環境・お客様・地域社会・社員への配慮を重視する姿勢を総合的に体現するものです。

今後も本社を環境配慮・ウェルビーイング・地域共生の中心拠点として位置づけ、より良い地球の未来に貢献できるよう、努めてまいります。

 

 

 

 

■ 参考

USGBC公式サイト 当物件記載ページ: https://www.usgbc.org/projects/ecoring-new-head-office

本社移転に係る当社ニュースリリース（2025年3月14日）: https://ecoring.co.jp/2025/03/14/113776/

 

■ 施設概要

 

所在地：兵庫県姫路市御国野町御着352

交通：JR神戸線「御着駅」徒歩8分

主要用途：事務所、会議施設、物流センター、買取店舗

延床面積：7,145.84㎡

規模：地上4階、および屋上庭園

本社移転日：2025年2月17日

設計：株式会社INA新建築研究所 様

施工：株式会社イチケン 様

認証ランク：LEED® BD+C: New Construction Gold

CASBEEスマートウェルネスオフィス認証 Sランク（77.7点）